実験計画のポイント
核種の確認
放射性試薬はその施設で許可がないもの及び許可より多い放射能量は使用できません。事前に放射線安全管理担当者に確認します。
機器の確認
使用したい機器が施設にあるか事前に確認します。現在、管理区域内の超低温槽やMQ水の製造装置は老朽化のため利用できません。
実験動物の確認
実験動物を用いる際は、登録申請の他に、動物実験のための教育訓練や委員会への申請が必要になります。
※遺伝子組み換え実験でも必要
実験時間の短縮
被ばく低減の観点から、放射性試薬の取扱い時間をできるだけ短くするような手順にします。
廃棄物の低減
廃棄物をできるだけ少なくする方法を考えることも大切です。
放射性試薬の総合情報サイト~J-RAMの紹介~
日本アイソトープ協会運営のホームページであるJ-RAMでは、約6000以上もの製品が掲載されており、製品検索や注文ができます。
製品検索・注文
放射性試薬の製品仕様や価格、納期等を調べることができます。
研究に役立つ情報
ライフサイエンス、分子イメージング、植物イメージング分野等の研究に役立つガイドや実験実例集等の掲載を予定しております。質問相談窓口を通じて、専門家からのコンサルテーションを受けることができます。
ニュース
日本アイソトープ協会だけではなく、国内代理店や製造元、全国のRI施設からのニュースを提供しております。
(公社)日本アイソトープ協会医薬品部医薬品・試薬課
TEL:03-5395-8033
放射性試薬の受け取り等
納品、受け取り
・納品場所と入荷時間を事前に放射線安全管理担当者に確認します。
・納品されてから長時間、受取や確認できないことがないようにスケジュール管理をします。
学部によっては検収センターから納品物を確認に担当者が来所する場合があります。また、現物の写真を後日要求される場合があります。
製品の確認
・製品を取出し、異常がないことを確認します。
・取り出した製品以外のものをサーベイメータで測定することで汚染がないことを確認します。
箱の開封は管理区域内で行います。手袋をしてください。
保管
・使用するまで適切な管理温度(常温、冷蔵、冷凍)で貯蔵施設(貯蔵室、貯蔵箱など)に保管します。
・容器には核種名・放射能量(Bq)・年月日・氏名等を記入します。
記録
・施設の手順にしたがって保管記録をつけます。
・使用中、また使用後の記録と管理も実験者が責任を持って行います。